ANATEL市場アクセスおよび輸入規則

• ブラジルでは、有効なANATELホモロゲーションなしに、無線機器や通信機器を輸入、販売、使用することはできません。

• 通関には、有効なホモロゲーション番号とGS1ブラジルに登録されたEANコードが必要です。

• ブラジル国内の法人（CNPJ保有者）が申請者および輸入者として機能する必要があります。

• 一時的な輸入（試作品・展示会用機器等）は、事前申告のうえOCD（Organismo de Certificação Designado：指定認証機関）またはANATELの承認を受ける必要があります。

• 非準拠の輸入品は、ブラジル法に基づき差し止め、押収、または処罰される可能性があります。

ブラジル電気通信法（Lei Geral de Telecomunicações – LGT）およびANATEL決議第715/2019号は、すべての無線機器および通信機器がブラジル市場に参入する前に承認を取得する法的義務を定めています。

ANATEL法第7280/2020号および関連する規範的行為を含む追加の行政規則が適用されます。

主な義務には以下が含まれます：

• ANATELの認証システム（SGCH）による製品承認

• 公式ホモロゲーション番号を含む適合性ラベル表示

• GS1ブラジルへのEANコード登録を含むトレーサビリティ対策の実施

通関は、製品が以下の条件を満たす場合にのみ許可されます：

• ANATELの国家認証データベース（SGCH）に登録されていること

• ANATELのラベル表示規則で要求される有効なホモロゲーション番号を表示していること

• GS1ブラジルに適切に登録され、認証製品にリンクされたEANコードを有すること

輸入時に必要な要素には以下が含まれます：

• OCDが発行した適合証明書

• 有効な法人登録（CNPJ）

• 認証製品にリンクされたGS1バーコード登録

• ANATELホモロゲーション番号を明確に参照する出荷および梱包書類

注：ANATELホモロゲーション（公式リスト）とOCDが発行する適合証明書は別個の文書です。合法的な輸入には両方が必要です。

限定的なケースでは、特定の免除または一時的な輸入が許可される場合があります：

• 販売を目的としない試作品（研究開発、内部試験）

• 展示会または見本市用の機器

• 認証済み機器の予備部品（厳格な管理下）

これらは事前に申告し、該当する場合はOCDまたはANATELの承認を受ける必要があります。裏付け文書は必須です。

場合によっては、ANATELは外国の試験所からの試験レポートを受け入れることがあります—ただし、その試験所が正式に認定されており、製品カテゴリがそれを許可している場合に限ります。
この例外はOCDで確認する必要があり、ほとんどの民生用機器やRF重要技術には適用されません。

詳細については、FCCまたはCE試験レポートに関するFAQをご覧ください。

未認証機器の輸入は以下につながる可能性があります：

• 通関差し止めまたは製品押収

• 罰金および法的制裁

• 輸入権の停止

• 市場リコールまたは販売禁止

Celular Legalプログラムは、ブラジルで販売または有効化された未承認の通信機器を積極的に追跡し、無効化します。このプログラムは、非認証のモバイルおよび無線機器の使用を防止するために、ネットワークレベルでそれらを無効化するよう設計されています。

例：
Wi-Fi対応スマートプラグの出荷が通関を拒否されました。理由は、パッケージに必要なANATELホモロゲーションIDが欠如しており、関連するEANコードがGS1ブラジルに登録されていなかったためです。

認証手続き、ラベル表示、製品カテゴリに関するより詳細な情報については、以下のリソースを参照してください：

• ANATEL要件 – 概要

• ANATELラベル表示要件

• ブラジル向け認証サービス

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